2019-2020会場問題について、2/23に東京都が「仮設施設」を設けることを発表しました。日展協にも関係する議員さんから連絡が入ったようです。詳細は朝日新聞デジタルでも報じられていますので、ご確認ください。
「東京ビッグサイト、コミケなど救済策 19年に仮設施設」(朝日新聞 デジタル)
主旨は、ビッグサイトが使用できない期間の展示会におよぶ影響を軽減するために東京テレポート駅近くの都有地である臨時駐車場の一角に2.4万㎡の仮設施設を整備するというものです。
この件については2/29(月)にビッグサイトの利用者が招集され、説明会が行われることがすでに決定しています。ここでの説明と質疑応答を経て、これは朗報なのか悲報なのかを判断しなければなりません。まだ、オフィシャルな意見表明はできない段階ですが「朗報」として伝わるには楽観的すぎると考えます。すでに関係者の間で疑問点がでています。
1、仮設でわざわざ作るのに2019年度限定の1年間だけで、ビッグサイトが完全閉鎖される肝心の2020/4月~10月の期間がなぜ対象となってないのか?
2、西ホールと拡張棟と仮設を合計すると、確かに7.3万㎡になるので90%程度の面積にはなりますが、大規模イベントを開催する運営側には大きな負担がかかります。
3、仮設施設こそメディアセンターとして必要十分なものを作り、使用するべきではないか(これなら完全解決!!)。
【憂慮すること】
これが問題解決に向け対応したというアリバイとなり、これ以降も運動を続ければ「ダダをこねている」ように伝えられる恐れがります。ビッグサイトが完全閉鎖される7ヵ月間はゼロ回答のままなのにです。
これ以上論じても仕方ありません。2/29の説明を待ちましょう。現時点では少なくとも「コミケにとって朗報」とは言い切れません。大規模イベントよりも、中規模イベントには朗報でしょうが空白の7カ月は残ったままです。