4/26にビッグサイト会場問題が重大局面を迎えます

「国際イベントニュース」4月10日号がビッグサイト会場問題が重大な局面を迎えることを報じています。


「展示面積ゼロの危機」

「幕張メッセの五輪利用が6ヵ月か」

「記者の目(4)」

2020年東京オリンピック開催に伴い、ビッグサイトが20ヵ月利用制約を受けるために代替会場として準備されていた仮設展示場(東京テレポート駅付近2.3万㎡)が最短でも7~9月の間、利用できないこと。さらにはビッグサイトの代替会場として受け皿となる幕張メッセも競技開催期間だけではなく、前後の6ヵ月間を五輪で占有すると組織委員会が打診していることが明らかになりました。

東京都から本件の通知を受けたビッグサイトの運営会社が4/26に主催者に向け説明会を開催します。「2019及び2020年度の展示会場の利用制約」「この期間の利用調整」「仮設展示場の概要」「ビッグサイト拡張棟(南展示棟)」という内容です。

同人誌に関わる皆様にお伝えしたいこと

東京五輪が3年後に迫っている今回の説明会は、ほぼ最終的な条件提示になると思われます。ここで異を唱えなければ、了解したことになります。4/26説明会には印刷会社の有志も主催者に同行して出席します。20ヵ月間の利用制約を受け容れるのか否か、いよいよ最終局面を迎えますので、その内容は本ブログでも報告します。皆様には説明会の内容を受けた、その後の各主催者の反応、及びメディア報道にご注目ください。

本件を私たちが伝えると、矮小化した反応が必ずあります。改めて説明しますが、同人誌即売会が年間でビッグサイトを利用するのは約30日。その10倍の展示会やイベントが開催されています。今回の20ヵ月の間には「東京モーターショー2019」「国際ロボット展2019」などがすっぽりハマります。そして今まさに最盛期の就職合同説明会が2019にも2020にもすっぽりハマります。産業の最先端から、リアルな就職活動にまで影を落とします。一度、ビッグサイトのイベントカレンダーを覗いてみてください。

コミケにしても同人誌即売会30日分の6日分程度のことです。もちろん大きな影響がありますが、あくまで主催者が判断されることで、その決定に従います。

築地-豊洲移転問題は盛んにメディアで報道されますが「二者択一」の問題です。一方、ビッグサイト展示会場問題は「一者択ゼロ」の問題です。展示会関係者には選択肢がなくなろうというのに、大きく報道されません。劇場型でないとダメなのです。

同人誌即売会の主催者にお願いしたいこと

4/26説明会の内容を受け「2019年、2020年の即売会開催」をどうされるのかの見通しを、できるだけ速やかに発表していただくことを強くお願いします。縮小なのか、中止なのか、時期変更なのか、移転開催なのか。(今後事態が改善すれば、より良い方向に変更されることは当然として)4/26に説明された条件で考えられる開催案を聞かせてください。

主催者が表明しなければ、何も始まりません。問題すらないことになります。

主催者の表明を受けて、参加者の皆様もどう考えられるのか反応していただきたいと思います。東京都に対して、主催者に対して、署名活動に対して、SNS上での発言などいろんな方法があると存じます。五輪のためならと、静かに受け容れるのも一つの選択肢です。

大規模イベントであるほど古くは30年、比較的新しいイベントでも10年近く。主催者は参加者とともに歩み、私たち印刷会社も同人誌の規模拡大の恩恵を受けながらとはいえ、繁忙期に集中する注文に対応してともに即売会を支えて来たつもりです。もうそろそろ「主催者の責任」として、参加者と支援企業に対し見通しを伝えていただく時期ではないでしょうか。

会場問題はビッグサイトが悪いわけではありません。東京都(組織委員会)の要請を受け、板挟みになっているビッグサイトはむしろ被害者です。そのビッグサイトの立場は最大限配慮した上での非難ではなく、見込みをお伝えいただきたいと考えます。

私たち印刷会社も覚悟を決めます

2015年10月に「20ヵ月間に渡るビッグサイトの利用制約」が説明されて以降、私たちのお客様であるサークルの皆様、即売会の主催者の皆様、そして私たち印刷会社自身にとっても経済的打撃、および文化的継続性の毀損となると考え署名活動を中心とした運動を展開してまいりました。

日本同人誌印刷業組合を中心に行った約30社のアンケート調査の結果、東展示場が使えなくなる2019年は20~30%の売上減少。完全閉鎖を含む2020年は30%~50%の売上減少を想定しています。コミケへの搬入登録企業は約110社です。その多くが中小零細企業です。20ヵ月のこれだけの売上減少をしのげるのは、何社になるか想像できません。

問題解決のための建設、改修の時間的猶予からも「本年2017年」がリミットだと考えています。このタイミングで主催者や参加者から”大きな問題である”と声が盛り上がらないのであれば、私たち印刷会社の空騒ぎということになります。まだ半年は解決に向け行動するにしても、2018年には覚悟を決め、来るべき大難に備え準備に入ります。

会場問題 特設サイト https://2020event.tokyo/
okada

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栄光の二代目社長。運動神経は悪いが、心は熱い! ロードバイクが命の週末ライダー。今は真剣に2020年会場問題に奔走中。

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